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ドローダウンと損切り

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こんばんは。

ドステです。

今回は、資金のドローダウンと損切りについて、私なりの見解を書いてみたいと思います。

まず、ドローダウンと損切りという言葉は、競馬でどれくらいの時期から使われるようになったのか、私は知りません。

私の認識では、元々、金融用語で、株やFXなどで頻繁に使われる用語だと思います。

競馬においては、かつての的中重視、一発勝負の万馬券重視などのギャンブルとしてのイメージが強かった頃には、あまり使われなかったのではと想像しています。

ところが、昨今の回収率重視の傾向や様々な資金管理方法の広まりによって、ドローダウン、損切りといった用語が登場してきたのではないかと思います。

これは、回収率を利率に見立てて、資金を賭けるというより「運用する」というイメージで使うようになったからだと私は思います。

では、競馬で言うドローダウン、損切りとは、どのような状況でどのような状態を指し示す言葉なのか、(しつこいですが)あくまで私なりの見解を書いてみます。

まず、ドローダウン。

これは、ある一定の資金管理の方法、たとえば、均等買い追い下げなどを用いている時に、元手資金がどんどん減っていってしまうことを指していると思います。

私個人の例を出しますと、私は普段、追い下げで元手資金の4%を基準に、馬券を購入しています。

私の予想の最近の成績では、単勝があまり当たっていないので、資金のドローダウンが発生している、こんな風に表現できるかと思います。

そして、ドローダウンが続くと、元手資金が底を付いてきてしまいます。

元手資金の額にもよりますが、このままドローダウンが続くことを静観し、一転上昇するのを待つか、それとも一旦資金の投入を止めてしまい、これ以上のドローダウンを阻止するか。

後者のこれ以上のドローダウンの阻止、つまり継続してきた資金投入の一時中止、これが損切りと言えます。

損切りとは、つまり、これ以上の損失を増やさないために、その時点での損失額を決定する行為と言えます。

特に、追い上げを行っている際に、投入資金の過剰な高騰を防ぐために、損切りラインを決めておけ、と指南するサイト様がよくあります(追い上げ自体を止めた方がいいと私は思いますが)。

たとえば、損切りライン32000円、と決めておくなどです。

32000円を賭けて、それが外れれば、次からはまた100円からのスタートとするわけです。

ちなみにですが、追い上げというのは、予想の持つ実力、すなわち均等買いで算出できる的中率や回収率を無視して、回収率を100%に近づける買い方と考えることもできます。

なぜなら、理論上その内絶対に当たり、当たった時にほんの僅かなプラスが得られる、という買い方だからです。

僅かなプラスというのは、賭けた金額に比して、本当に雀の涙のようなものです。

つまり、回収率100%には到達できますが、プラス額となる100%超えの部分は、0.1%だったりします。

仮に均等買いで回収率が120%の予想であっても、追い上げで資金運用をし続けるとすると、試行回数が重なるにつれて、回収率が100%に近似していくという性質があります。

なので、私はお勧めしません。

均等買いの場合は、追い上げなどのように賭ける金額は変わりません。

しかし、同じ額を賭けつづけるので、その額の設定如何によっては、あまりにも連敗が続いて資金のドローダウンが激しい時には、資金が底を付いてしまう恐れがあります。

途中で損切りをして、適当なタイミングで切り上げてしまうというのも、一つの決断です。

まぁこの決断が競馬好き、ギャンブル好きには難しいと思うのですが・・・。

ですので、均等買いというのは、それなりに的中率を確保できる馬券種、つまりは複勝やワイドなどに向いていると言えるのではないかと思います。

追い下げは、追い上げ、均等買いよりもドローダウンに強い資金運用方法で、最も競馬向きと言えるのではないかと、私自身は思っています。

ただ、元手資金の設定が低かったり、投入資金の割合設定を低くしすぎたりすると、連敗時に賭ける金額が早々に100円となり、ドローダウンした額を取り戻すのに時間がかかってしまうという欠点があります。

また、均等買いよりは耐えられる期間が遥かに長くなりますが、それでもあまりにも連敗数が多くなると、流石に元手資金が苦しくなってきます。

したがって、追い下げでも、損切りのタイミングを適度に判断することが、必要な時もあるかもしれません。

一方、連敗してしまっていて、そこから損切りをせずにドローダウンを取り戻そうという時には、それなりに高額の配当を当てると戻りが早くなります。

また、逆に連勝が続く時期には、一気に資金が増えて、ある一定のラインを超えると、元手資金からの目減りが少なくなり、安定してきます。

そういう点でも、オッズがある程度決まっているカジノ系のギャンブルで追い下げを行うより、競馬の方が追い下げに向いている、と私は考えています。

他方、利益を確定する行為も大いに有効と思います。

株などで言う、利益確定売りですね。

これは、競馬に当てはめると、出したい利益額を予め設定しておき、その額に達したら、その時点で一旦利益を確定させるというものです。

私としては、この利益の確定というのは、馬券を買う際にかなり使える考え方だと思っています。

以前の追い下げの記事で、元手資金が倍程度に増えたら一旦利益を確定させてリセットする、というのをお勧めしましたが、これ以外にも活用方法があると考えています。

長くなってきましたので、記事を分けたいと思います。

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