Categories: 競馬日記

内と外でどれくらい違うのか?

皆さんこんばんは。

ドステです。

今回は、レースを走破する上で、いわゆる内外でどれくらい距離ロスが発生しているのかについて、個人的な考察を試みます。

まず、私が読んだことのある書籍から、基準として計算結果を抜粋すると、第一コーナーから第四コーナーのコーナー部分のみを全て足したら円となると仮定した上で、内柵から1mの部分(JRAの施工距離測定基準位置)と5mの部分の走行距離の違いは、2π×5=31.4、実に31.4mもの差が発生するとのことです。

これはつまりコースを一周する距離での話で、半周のみの短距離などではその半分のロスが生まれるということです。

実際には、真円ではないので、結構違いが出るでしょうから、あくまで参考ですが、これは大きな差と言えると思います。

いわば、最内を通った馬は、外を回った馬よりも数十m分、先にゴールできるということですね。

ちょっと疑問に思ったのが、そもそも競走馬自体のの横幅とはいったいどれくらいなのか。

調べてみたところ、平均的には70~80cmなのだそうです。

道中では横にいる馬と少し間隔を空けているように見受けられますので、約90cm~100cmは馬一頭で占有していると考えることにします。

そうすると、道中の内・外で生じる実際的なロスというのは、どれくらいか。

道中や直線では、もしもの時のために内一頭分くらいはいつでも空けられるように走行していると言います。

これに加え、JRAが距離測定を内柵から1mのところと定めていることからも、内柵から1mの部分を、最内ラインと定義しておきたいと思います。

で、仮にそこでラインを引いて、それにぴったり体の外側をくっつけて馬一頭が走っているとして、その一つ外を走る馬は、内柵から2m、さらにその外の馬は3mの部分を走っていることになります。

この最内から3頭くらいというのが、コーナーを走る際に内から外にかけて走行している馬の頭数ということが、ほとんどだと思います。

なので、内・外のロスというのは、内柵から1mの位置を走っている馬と2、3mの位置の馬というケースが多いと個人的に考えています。

馬群が詰まっていると、4m、5mのあたりを追走している馬が出てくるケースも散見されると思います。

最内とそのすぐ外、つまり内柵から1mと2mの走行距離の差は、先ほどの計算式で求めると、1周で12.56mということになります。

これだけでも、際どい勝負なら首の上げ下げになるということを考えると、非常に大きな差だと個人的には思います。

外国人騎手や地方出身騎手が内に拘るのも、むべなるかなという気がします。

特に、ヨーロッパの競馬場はコーナーの形状が変則的だったり角度が特徴的だったり、日本と比べると内外の差が露骨という競馬場も存在する、同様に地方競馬場はコーナーの角度が中央と比べるときつい、こういった環境の違いがあって、そこで騎乗する騎手たちが内に拘るようになるというのも当然と考えられます。

中央の競馬場で言うと、恐らく最もコーナーが緩い東京競馬場であれば、一周分のコーナーを足しても真円に近いものにはならないように見えます。

そのため、内外の距離ロスが少なくなります。

一方、中山競馬場では、真円のそれに大分近くなっているように、見た目的には感じられます。

当然、内外のロスが大きくなります。

私は普段の予想で、この競馬場毎のコーナーの角度の大きさを予想ファクターの一つとして取り入れ、馬の能力差を一旦直線距離に置き換えて比較した後、展開予想による内外ロス差を考慮した上で、候補を選定しています。

※続きを書きましたので、『続・内と外でどれくらい違うのか』よろしければご覧ください。

dosute

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