半年振り、久々に更新です。
たまには予想自体を載せてみようということで、日本ダービーの予想です。
ダービーは毎年3連単まで買っておりまして、予想に一層力が入るレースの一つです。
ではまずコースの特徴のおさらいをして、次に馬番順に見解、という流れで進めていきます。
【コースの特徴~東京芝2400m~】
コースの特徴として最大注目点は、やはりこの週がCコース替わりであるという点だと考えます。
Cコースに替わるということは、つまり内と外の馬場の荒れ具合にほとんど差が無くなり、相対的に距離ロスの少ない内を通る馬が有利になるという現象を生みます。
さらにJRAの馬場造園課が気合を入れて芝を整備して来るため、ここ数年は漏れなく高速馬場となる傾向にあります。
一方、東京競馬場は直線が長いため、基本的に逃げが決まりにくく、前々すぎると不利です。
が、この時期は上述のように高速馬場傾向になることを考慮すると後ろすぎると届かないため、ある程度の位置取りが欲しいところです。
よって、内々の好位をとれる馬が有利となります。
以上のような極めて分かりやすい傾向は、ダービーに限ったものではなく、この時期の条件戦など他の2400m戦でも同様の傾向を示しており、競馬において珍しく(?)素直な論理で理解することが可能だと思います。
馬番で言うと1番~5番までの勝率、複勝率がそれ以外に比べると突出していることが、データを調べると把握できます。
また、東京競馬場の芝全体の傾向として、勝ち負けには上がりの速さが重要となります。
ここまでをまとめると、馬番1~5番、好位を取れる馬自身の脚質と騎手の傾向、上がりの速さがキーポイントとなると思います。
【各馬の評価~馬番順~】
1番・ダノンプレミアム ◎
馬の力は言うまでもなく最上位でしょう。
そして、キーポイントとなる馬番も絶好枠、好位を取れる前向きさと鞍上・川田騎手も先行・好位策が得意、上がりの速さは差しではないため上位レベルではないでしょうが、脚質との兼ね合いからすれば破格の末脚と言えます。
私自身はあまり調教を重視しませんが、調教の様子を見る限り、メイチなのは間違いありません。
状態面は問題無いと思います。
距離適性自体も問題無いと考えています。
凡走するならかかって自滅か出遅れのパターン。
出遅れの確率は低いと思いますが、かかるシーンはある程度の確率でありそうに思います。
その点、周りに壁を作れる最内枠というのが幸いする可能性もあり、弱点を馬番でカバーできる強運を持っているようにも思えます。
2番・タイムフライヤー 消
皐月賞ではこの馬を本命しました。
かなり重い馬場だったことがその根拠だったのですが、思った以上に苦しい走りをしていました。
そういう個性の馬が、高速馬場がどれくらいプラスになるのか懐疑的です。
また、後の馬にも出てくるのですが、東京芝2400mに適していない走り方をしているようにも見え、スタミナ面などは十分ありそうな気もするのですが、この舞台では走法においてもマイナスと見ています。
3番・テーオーエナジー 消
こちらはここまでダートで圧巻の走りを見せてきた馬です。
今回最大の惑星だと思いますが、この舞台で突っ込んできたら超大物級となるでしょう。
流石にそのレベルなのか・・・という気がするので、買い目には入れられないです。
4番・アドマイヤアルバ 消
この馬を端的に表現すれば、相手なりに走る馬、であろうと。
強いですが、頭までは無いと思います。
とはいえ良い枠ですし、脚質的にも向きますし、入着は十分あり得ると思います。
しかし、乗り替わりはこの大舞台では嫌いたいということで消しですね。
5番・キタノコマンドール ○
体質的に中々管理が難しい馬らしいです。
しかし、皐月賞で差しにまわった馬の中では最も強いパフォーマンスでした。
ここまでの成長曲線を考えると、意欲的な調教もありますし、一気に一皮むけてきておかしくありません。
また、これまでの全てのレースで上がり最速を記録しており、こういった馬はデータ的にもダービーで好走しやすいです。
枠も素晴らしいですし、この鞍上なら内々かつある程度のポジションで我慢させて、ということもあり得るので、有力馬の1頭と見ています。
6番・ゴーフォザサミット ▲
青葉賞での走りはかなりの強さでした。
ただし、青葉賞組がアタマまで来ないのには明確な理由があると考えていて、それはやはりローテーション的な厳しさです。
2400mを連続して頑張って走るというのは、この時期の若駒には中々苦しいものがあるのではないでしょうか。
6番枠は5番までよりは劣るものの、まずまず好成績の枠ですし、脚質・鞍上的にも良い位置を取れるかもしれないので、展開一つで馬券圏内までありそうです。
7番・コズミックフォース 消
先に言ってしまうと、東京芝2400mの一番の死に枠は、8番、次いで7番、17番、18番です。
実力的にも乗り替わりがあったという点からも、真っ先にこの馬は消しでした。
8番・ブラストワンピース ▽
この馬は強いと評判の無敗馬ですね。
8番枠で無ければ評価したかったのですが、8番枠というのが相当な死に枠です。
まだ底を見せていないので、もしこの馬が怪物級ならアタマまで来られてしまうのかもしれません。
しかし、個人的な見解としては今回は頑張って2着までと見ています。
ちなみになぜ8番枠がダメなのかというのは色々理由が考えられると思うのですが、長くなるので割愛しますw
9番・オウケンムーン 消
穴的に狙いたいところなのですが、この馬が来るなら他に突っ込んでくる馬がいるだろうということ。
それから、この馬も走法が東京芝2400m向きではないと感じていて、勝鞍に共同通信杯があるのでやや矛盾する見方と感じられる方もいるかもしれないですが、個人的には今回は消しです。
10番・ステイフーリッシュ 消
この馬も走法が今回の条件に合致しないと感じています。
馬自体の強さ、距離への適正は上位だと思うのですが、穴人気しそうですし、思い切って切りたいと思います。
上手く内に潜り込めれば面白そうではありますが。
11番・ジャンダルム 消
この馬はマイラーだろうと思っていて、皐月賞がギリギリかなと思って見ていました。
ここで一気に力関係を逆転するのは、相当な成長が必要かと思いますが、もしかしたら早熟気味かもしれませんし、調教からもそこまでは感じ取れませんでした。
12番・エポカドーロ ▽
普通に強いなというのが皐月賞の感想で、出来落ちが少なければ上位争いだと思います。
ダノンプレミアムと近い脚質で、さらに強さが引き出され得る1頭だと思います。
逆にあっさり潰されることも考えられるわけですが、この馬は中々センスが良いですし、根性もありそうなので、限界まで踏ん張れるシーンもありそうだなと。
13番・グレイル 消
中々恐い一頭で、アタマまでは無いだろうと思いますが、ハマれば突っ込んできそうです。
この鞍上なら最内に突っ込んで、というギャンブルを成就させてきそうですし、展開次第では、というところです。
14番・エタリオウ 消
青葉賞の走りから面白い1頭で、内枠なら絶対に買っていたでしょう。
さらに鞍上の土曜日の騎乗を見ていて、去年のJCでもそうでしたが、間違いなく内々を狙ってくるんじゃないかなと思いました。
どうしてもダメならBプランになるでしょうが、上手いこと内に入れたら、迷いなくそのまま直線まで回ってくると思います。
それで3着まで、という感じです。
余力があるかどうか怪しいので、今回は消しとしました。
15番・ステルヴィオ △
キタノコマンドールが末脚不発となった場合、この馬が突っ込んでくるのではないかと考えています。
シンプルに皐月賞での走りから考えて、ですね。
鞍上は勝ち方を熟知していますしね。
枠は外ですが、データ的には悪くありません。
買い目には入れておきます。
16番・ジェネラーレウーノ ▽
この馬もダノンプレミアムによって秘めた力が発揮され得る馬かもしれないなと思っています。
そもそも皐月賞の内容が良かったですし、実は枠自体もそんなに悪くありません。
外から被せる形で併せ馬になれば、先に抜け出しを図って粘りつつ、最終的にダノンプレミアムと競り合ってゴール前まで、というシーンもあるのかなと。
外だからということで思い切って離した逃げを打ってしまうと、そういったシーンの実現が薄くなってしまうと思うので、陣営の思惑次第となるのですが・・・。
17番・ワグネリアン 消
うーん、強いと思うんですけどねぇ・・・。
ちょっと外すぎるというのが最初に口を突いて出てきますね。
やはりある程度の位置を取らないと厳しいので、この枠からどういった騎乗を鞍上が見せてくれるかに依ってきますね。
18番・サンリヴァル 消
こちらも枠が良くありませんが、脚質的にはワグネリアンよりまだマシですね。
ただ、乗り替わりがあったということがどうしても大きなマイナスでしょう。
同型にダノンプレミアムが今回いるということで、そこと競り合うことができるかという点において、この中間で相当な上澄みが求められると考えています。
また、乗り替わりでそういった繊細な騎乗ができるのかという点についてやはり懐疑的です。
【まとめと買い目】
◎ダノンプレミアム
○キタノコマンドール
▲ゴーフォザサミット
△ステルヴィオ
▽ブラストワンピース、エポカドーロ、ジェネラーレウーノ
買い目:単勝① 1点
馬連①-⑤、⑥、⑮、⑯ 4点
馬単①-⑤、⑥、⑧、⑮、⑯ 5点
3連複①-⑤、⑥、⑮、⑯-⑤、⑥、⑧、⑫、⑮、⑯ 14点
3連単①-⑤、⑥、⑧、⑮、⑯-⑤、⑥、⑧、⑫、⑮、⑯ 25点
合計49点