こんばんは。
前回まで、パリミチュエル方式であることを念頭に、旨味のある情報、そしてそれを生み出すオリジナリティの重要性について書いてきました。
今回は、昨今の高度情報化社会において、競馬に関して行われる情報合戦について、考察してみたいと思います。
なお、これは私の個人的な考察であることを予めご了承ください。
最近では、我々が手に取ることのできる情報は、正に星の数ほど増えました。
ざっと羅列してみると、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、Facebook、Twitter、インターネット掲示板、ブログ、その他SNSなど、多種多様です。
こういったメディアの中で、たくさんの情報が飛び交うため、その情報に飛びついて前回の記事で言うところの、適正ではない情報を元にして馬券を買ってしまうということも、増えたのではないでしょうか。
逆に、無料の情報を元にして、回収率を向上させた、という意見もネット上で見たことがあるのですが、確かにあるかもしれませんが、しかし、現実がそんなに甘いと思いますか?
いや、これは私が経験したことがないだけで、実際はあるのかもしれません。
しかし、情報が溢れるほど多いだけに、その情報をどう扱うのかという、情報リテラシーは、しっかり持っておきたいと思っています。
偶然にも、このブログをご覧いただいている方々の中に、比較的ネットの情報を信用しやすいという方がいらっしゃったら、老婆心ですが、その見方を改められることをお勧めいたします。
余計なお世話かもしれませんが。
まぁ、ということで、このブログに書いてあることも、眉唾も(ry
前回までの記事に書いたように、様々な情報によって、競馬のオッズは形成されます。
仮に、ですが、たくさん人が集まっている場所で、あたかもこの馬が来るという話に固まったとします。
そうすると、その馬に過剰にベットされるというのは、すぐに理解できると思います。
この時点で、それ以外の馬のオッズに旨味が加わるのであり、それ以外の馬を買っている人たちにとっては、ありがとうございますということになります。
つまり、理屈としては、ネット上の一部の空間では、逆ステルスマーケティングとでも言うべき、来ないだろうという馬の情報を過剰に流して、意図的に旨味のあるオッズを作ることも、可能だということです。
通常、テレビ、新聞、ラジオなどに登場する専門家は、自身の名誉を賭けて予想しているのであり、当たる当たらないはそのまま自身の死活問題です。
ですから、的中重視になります。
穴狙いであっても、取材などから具体的に説明しうる根拠を示そうとしているはずです。
乗るとしても、こういうしっかりした根拠や蓋然性が見える情報に乗るべきだと思います。
ところが、ネット上の情報、無料の情報、特に匿名の情報というのは、無為に過剰な情報の偏りを生み出す可能性があると考えられます。
この大量の匿名情報というものは、多くの(無名の)人が関与することで情報として一層強固な性質と影響力を持つことになり、いわば集団心理の一種とでも言うべき現象で、いつの間にか、元々は関係のなかった人までそういった“世論”を形成する一端に加わってしまっている、そういう情報です。
一度、世論形成の一端に混じってしまった後に、それを見極め脱出するのは、仕掛けている一部の人たち以外には至難の業ですので、巻き込まれる前に、冷静な見方や対応を準備・獲得しておく必要があります。
そうでなければ、もう枯れ木も枯れ木、絞りに絞られた残り滓のような情報を掴むことになってしまい、回収率は80%前後どころか、70%以下の枝を握らされることになりかねません。
つまり、リテラシーを身につけておくべきです。
そうすると、じゃあ何の情報を信用したらいいんですか、という話になるのですが、やはり、多少痛い目を見ても、自分で信用できる情報を探すということになろうかと思います。
ただ、大火傷の元は、無料、あるいは過剰に高い金額設定の情報、ということが往々にして多いということは、私の経験上w、付言させてください。
特に最近の情報サービス、娯楽サービスを見てほしいですが、まずは無料から入るサービスが多いような気がします(あくまで私の印象ですが)。
それでもちゃんとしたサービスならいいですが、そこからオプションで多額のお金を要求、あるいは課金で実際ほとんどギャンブルと変わらない(いや、ギャンブルと標榜しないだけ性質が悪いと私は思っています)システムになっているという構造が、多い気がします。
なんか話が脱線してきました。
一番いいのは、自分で情報を生み出す、やはりオリジナリティある情報がいいですね。
しかし、これも前回までに書いたように、オリジナリティのある情報は、生み出すため・見出すための時間と労力が必要になります。
ここら辺のトレードオフをどう考えるかは、個人の事情によっても違うでしょうから、その兼ね合いでしょうか。
たとえば、予想にどれくらい時間を費やせるかとかにもよりますよね。
やはり競馬好きなら少し時間を多めに割いて、オリジナル予想、これでしょうか。