こんばんは。
ドステです。
今回は、利益の確定を応用した資金分配方法について、考察したいと思います。
と言っても、今まで考察した追い下げなどのポピュラーな資金分配方法と異なり、細かく自分でカスタマイズしないと、十分機能しない分配方法です。
私自身は時折、興味本位で考察はしますが、実践に至ったことはありません。
逆に言えば、細かく設定したい人には、奥が深く、楽しいかもしれません。
自分で決めた基準額を元に、利益の確定を行うと、その分はプラスになる訳ですが、このプラス分を使って、次のレースに賭けるという発想もあると思います。
いわゆる、コロガシの発想です。
しかし、通常のコロガシというのは、追い上げの親戚のようなものだと私は理解していて、ハイリスクハイリターンという印象があります。
そこで、馬券が的中して払い戻しがあった時に、その払い戻し額の一部を利益確定として担保し、プールしていくという方法があります。
プールしなかった金額を使って、その後も馬券を購入します。
例を出してみます。
まず、元手資金が10000円とします。
そこから500円を均等買いしていくというルールにしているとしましょう。
まず一回目のレースで、500円を賭けます。
それがオッズ3倍で当たったとしましょう。
払い戻しは1500円で、プラス額は1000円となり、資金が11000円に増えます。
この時、払い戻しの内の60%を利益確定基準として設定していたとします。
そうして、1500円の内、900円が利益確定、残りの40%、つまり600円を次のレースに賭ける額とします。
次のレースで600円を賭けて、外れたとします。
しかし、その時点でも資金は10400円あるので、一番最初よりは有利な状態から始められるということになります。
このような感じで、利益確定を当たる度に行って資金をプールしつつ、賭け金も徐々に上げていくようなイメージです。
上記の例では、プールで担保したものも賭ける資金に充当していますが、より本来的な意味でのプールを行い、400円分は全く手を付けず、プラスとして確定させ、元通り10000円から賭け金を算出していくというやり方もあると思います。
問題なのは、今見てきた例では、最初に外れた時や連敗が続いた時の損切りあるいは対処について、何も考慮していません。
したがって、連敗が続いた場合には、かなりのリスクを背負い込むことになります。
というのも、最初の賭け金の設定が、均等買いの発想だからです。
そこで、今度は、元手資金の10000円を割り込むような状況になった時には、追い下げ式で賭け金を設定する、という風に、元本を基準に賭け金の設定を変えると、リスクを抑えることができます。
つまり、上手いこと連勝している時には、払い戻しをプールしながら賭けていき、連敗している時には、追い下げ式に賭け金を減少させながらドローダウンに耐える、こんなイメージです。
こういう感じで、色々とアレンジすれば・・・という可能性は感じるのですが、複雑になりすぎたりして、私は良い塩梅を見つけたことがありません。
ご覧になってみてお分かりかと思いますが、連勝しないと資金が中々増えず、そもそもかなりの的中率を要求します。
また、最初に用意できる資金如何では、オッズもそれなりに必要かと思います。
なので活用の仕方が難しいのですが、細かいパーセンテージ設定などにアイディアがあれば、もしかしたら有効な活かし方を発見できるのかもしれません。